カンボジア現地視察2016年1月

今回は、ローカルな病院や診療所などの視察をしてきました。例えば歯医者さんであれば、原則として診療をするには歯科医師としての資格が必要なのですが、ポルポト時代の虐殺により医師などの専門職の人々が殺されてしまったため、その後の混乱する社会状況の中で、資格を持たない歯医者も存在してしまっているとのことでした。勝手に?成り行きで?歯医者を始めたということでしょうか。

現地の日常風景

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世界中の寄付に支えられているアンコール小児病院(AHC)は、診療機器も一通り揃っているのですが、ローカルの診療所は衛生状態も悪く、例えば、歯科技工物なども診療スペースの片隅で歯科医師自らが地べたに座って大雑把に作っており、医療レベルは改善余地が大きそうです。

ローカルな歯医者さん

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設備の整っているアンコール小児病院

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視察の途中、木彫りや石の加工をする工房に立ち寄りました。地雷などで身体が不自由になった方の社会復帰の場にもなっており、黙々と作業をする職人たちの技術水準は非常に高く、ポルポト時代に破壊されたアンコール遺跡の修復作業にも一役買っているとのことでした。カンボジアは敬けんな仏教徒が多く、真面目で勤勉な国民性に加え、アンコールワット遺跡を作るような精密な加工技術が脈々と引き継がれており、国の経済が潤うにつれ、細かい作業を伴う医療技術などは目覚ましい発展をすると思います。

黙々と修復作業をする職人

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オーストラリアの医師チームが支えている脳神経外科の入院病棟

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最後に、今回の視察でも見学をさせて頂いたアンコール小児病院(AHC)の動画をご覧ください。